クライアントの要望を実現する
特色のあるスタジオの数々。
撮影事業の根幹であるスタジオについて教えてください。
西谷:
ジーエークロッシングのスタジオは6カ所すべてが大型規模のスタジオです。そのため大量の商品保管や、大型な商品を撮影できます。拠点は東京・神戸・大阪・上海・台湾。各拠点のスタジオでは動画撮影・スチール撮影・音声レコーディングなどに対応し、クライアントのニーズに合わせた撮影が可能です。撮影スタジオの設備も優れていますが、撮影プランニングからレタッチまで一気通貫で行えるのも強みの一つになっています。
藤田さんは東京エリア、西谷さんは神戸・大阪エリアのグループリーダーを務めていると伺ったのですが、それぞれのスタジオの特徴を教えてください。
藤田:
東京エリアは東京海岸スタジオと東京芝浦スタジオの2つのスタジオを保有しています。どちらのスタジオも倉庫をリノベーションしているため、通常の撮影スタジオよりも広く、自由度の高い撮影を実現しています。スタジオのスペースを活かして、大量の商品を預かることができ、同じスペースで撮影を行うことも可能です。そういった経緯から、どちらのスタジオも数多くのアパレル企業の撮影を担当しています。
西谷:
神戸・大阪エリアは、さまざまな業界の撮影案件を担当していますね。大阪の南港スタジオは大型のインテリア商材に対応した自由度の高いシーンの撮影が可能です。建て込み部材を使用し、あらゆる撮影シーンをつくることでライフスタイルやアパレル撮影に適した環境になっています。PIX神戸スタジオは関西最大級のマルチユーススタジオです。多機能な大空間スタジオや自然光が入るハウススタジオ、樹木を植栽したガーデンスタジオといった8つスタジオを設備しています。それにより多種多様なシーンを再現しています。また、自然光を活用できるスタジオを多く備えているので美しい自然なライティングが魅力です。
自社スタジオだから実現できる
理想の撮影。
特色のあるスタジオばかりですね。スタジオの強みはどこにあると考えていますか。
西谷:
「自社保有のスタジオ」というのは大きな強みだと思います。神戸は大型ホリゾントスタジオがあり、バイクや自動車などの大型の撮影も受けられます。自社スタジオだからこそのスピード感や柔軟性も特徴的です。例えば、ハウススタジオで自然光の撮影をして、天候の影響で上手く撮影ができなくても、すぐに人工光の広いスタジオに切り替えることができる。自社スタジオを持っているからこそのサービスの提供を実現しています。
藤田さんも同じようなお考えでしょうか。
藤田:
スタジオ事業において、スタジオの環境や設備は重要だと思います。あとはクライアントと直接取引しているのも強みの一つではないでしょうか。代理店など挟まずにクライアントと一つのチームとなって動くので、アパレルやインテリアなど業界ごとの撮影ノウハウが蓄積しやすい環境になっています。私たちは現場で得た経験アイデアをマニュアル化しているので、高い品質かつ効率的な撮影を実現していると思います。
スタジオを活かした
新しいサービスを生み出しつづける。
スタジオ事業における今後の展望を教えてください。
藤田:
今はスタジオの拡大より、課題解決に注力を入れる時期だと思っています。ジーエークロッシングは販売促進からスタートした会社です。原点である「クライアントの課題を一緒に解決する」ことを重視していきたいと思っています。そのためにはクライアントと向き合う時間や解決策を考える時間をつくることが必要なので、社内のオペレーションのシステム化にも取り組んでいます。現在、撮影管理アプリケーション「SOX」を開発中です。撮影の品質を高めるだけでなく、効率化をはかり生産性を上げるシステムになっています。SOXをもっと活用して、課題解決の時間をつくっていきたいです。
西谷:
PIX神戸スタジオでは撮影事業以外にレンタル事業も行っています。それに加え、2020年から定額制の撮影サービスを提供開始しました。何度もご利用いただくお客さまのために、見積もりや撮影手配の手間を削減できるサービスになっています。スタジオを活かしながら、時代にあったサービスをこれからも生み出していきたいです。