【第二話】撮影コンサル編〜私たちの生存戦略 | from X | ジーエークロッシングのノウハウや技術を伝えるメディア

【第二話】撮影コンサル編〜私たちの生存戦略 ジーエークロッシングの撮影事業って何だ!?

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自分たちの強みや思いを積極的に発信するべく始動した、オウンドメディア『from X(フロムエックス)』。初のリリースとなる今回のテーマはずばり、ジーエークロッシングの撮影事業について。インタビュー形式で紐解きながら、事業やサービスの成り立ちや、自分たちにできることなどを紹介していきます。第二話は、「私たちの生存戦略」と題して、ジーエークロッシングの撮影コンサルの成り立ちと強みに迫ります。

撮影事業者としては複雑だった、
「撮影の内製化」という流れ。

最初に撮影コンサルの概要について教えてください。

撮影コンサルでは、おもに2つのニーズにお応えしています。1つ目は、シンプルに撮影画像のクオリティに関する相談。クライアントのブランドイメージを理解した上で、撮影や画像処理といった技術的なところから、キャスティングやスタイリングといったコーディネートまでワンストップで提供するというもの。2つ目は、撮影を内製化したいという要望に対するものです。具体的には、スタジオ構築のディレクション、商品管理を含めたフロー構築の最適化、撮影機材の提案など様々なニーズにお応えしています。

撮影を提供する会社からすると、「撮影の内製化」という流れは、ある種脅威とも感じるかと思います。

撮影事業者としては複雑ですよね(笑)。ただ、今はカメラも加工アプリも進化していますし、撮影の種類によってはプロもアマも垣根がないとも言えます。ですから撮影をプロに頼まないという流れがあるのは、ある意味で自然なことかもしれません。とはいえこの状況を黙って見ていては未来がない。スタジオ撮影のプロとして培ったノウハウをサービス化してクライアントに提供すること。これは、私たちの生存戦略の1つでもあるのです。

建築士だけでは目が届きにくい、撮影事業者ならではの目線によるスタジオ構築。

撮影コンサルにおいて独自の強みがあれば教えてください。

撮影のクオリティ相談にしても自社スタジオの構築にしても、やはり販促に特化したスタジオ撮影というものを、総合的に熟知しているところだと思います。大型スタジオを持って、大量のアイテムを預かり、それらを管理しながら撮影をしてきたので、その経験則こそ私たちの最大の強みだと言えます。例えば、天井の高さ、照明環境、コンセントの位置といった撮影前提で考慮すべき細かい部分はもちろん、サンプルルームやレタッチルームなど、スタジオ以外で必要な機能・スペースのゾーニング、運用フローを念頭に置いた動線設計など、建築士だけでは目が届きにくい、撮影事業者ならではの目線でクライアントにとって最適なスタジオづくりを構築しています。

使い勝手や機能面はもちろん、自分たちが
飽きないようにする工夫も不可欠。

内製化を目指すクライアント自身も、そこまで想像が及んでいない気もしますね。

おっしゃる通りです。やはり自前でスタジオを持つというのは、夢や理想も合わさってどうしても抽象的なイメージが先行しがちです。しかし、やはり5年、10年スパンで長期的に使うことを想定しなければいけません。使い勝手や機能面はもちろん、自分たちが飽きない工夫も不可欠です。具体的に言うと、長期使用をする際にレイアウト変更ができるよう可変式な空間にすることがあります。このようにスタジオを使う人の気持ちも踏まえながら、あるべきスタジオを提案しています。

ECサイトでは、現物を見たり触れたり
できない。だからこそ、画像のクオリティを
追求していきたい。

今後の発展や成長に向けた思いをお聞かせください。

アパレルECに関わる撮影を日本一(当社調べ)している会社として、まずは世の中の商品画像をより良くしたいという思いがあります。ECサイトでの買い物は、現物を見たり触れたりすることができません。だからこそ、アイテムが持つ魅力を最大限に引き出し、色味や素材感といったディテールを正確に伝えられるよう、愚直にクオリティを追求していきたいですね。
これからはインターネットも写真から動画が主軸になってきますし、やがて新しいコンテンツも生まれてくると予想されます。3Dスキャンを用いたフォトグラメトリなどの撮影のほか、VRやARなど、あらゆる最新技術を駆使しながらECの売り場づくりに貢献することで、ジーエークロッシングの存在感を発揮していきたいですね。

【第三話】モノリス編〜この感じ、なんだか未来

古里 康明

戦略デザイングループ グループリーダー。撮影ディレクター・撮影事業プロデューサーとして国内有数のアパレル企業のEC撮影事業設計、スタジオ構築の戦略立案を手がける。そのほか、クリエイティブの管理やチーム運営、新技術の導入など撮影事業の中核を担う。

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